【COTレポートとは?】大口と個人のポジションから相場の転換点を見抜く!使い方・見方を徹底解説

✅ この記事でわかること
- COT(Commitment of Traders)レポートとは何か?
- なぜ「大口 vs 個人」のポジションが重要なのか?
- COTレポートをFXトレードに活かす方法
- 具体的な見方や戦略の例
はじめに|COTレポートって何?
「なんか最近、上昇しすぎてて怖いな…」
「そろそろ底だと思うけど、確信が持てない…」
そんなとき、**大口投資家と個人投資家の“本音”**が垣間見えるのが、
**COTレポート(Commitment of Traders Report)**です。
これは、**米CFTC(商品先物取引委員会)**が毎週発表するもので、
主に先物市場でどのプレイヤーがどれだけのポジションを持っているかを可視化してくれる神ツール。
💡 COTレポートの基本構造
COTレポートでは、トレーダーが以下の3つに分類されています。
区分 | 内容 | 特徴 |
---|---|---|
Commercial(商業筋) | 実需のある大口 | 底で買い、天井で売る「ガチプロ」 |
Non-Commercial(投機筋) | ヘッジファンドなど | トレンドに乗るプロ |
Non-reportable(報告不要な小口) | 一般個人など | 相場のカモになることが多い… |
📊 トレード戦略の基本は「個人と逆を行け!」

COTレポートの核心的な考え方は、ずばり…
📌 “個人と逆を行け!”=カウンタートレンド戦略
以下のようなパターンは、トレンド転換の強力なシグナルになることがあります:
【COT活用の鉄則】
- Commercial(大口)が買い越しを増やす → 底打ちの兆候
- Non-reportable(個人)が買いまくってる → 天井圏の可能性
🔍 具体的な見方と判断例
① データの取得方法(毎週金曜公開)
② 注目すべきは「Net Position(純ポジション)」
たとえばEUR/USDの買い越しが大幅に減った場合は… → 大口が利確し始めたかも?
→ トレンド転換の兆し?
📘 COT活用の実例:ユーロの反転を読んだ話
2023年某月、EUR/USDは1.12台まで上昇。
個人は買い越しポジションをどんどん増やしていたが、
COTを見るとCommercialはすでに売りを増やしていた。
→ 数日後、1.08まで急落。
このように、**「個人が買いまくってる=そろそろ天井」**はよくあるパターン!
⚠ 注意点・落とし穴もあるよ!
- COTは先週時点の情報なのでリアルタイム性はない
- FX市場と先物市場でタイムラグがあることも
- 他のテクニカル分析と組み合わせて使うのがベスト!
🔁 他のツールとの併用がおすすめ
分析ツール | 組み合わせ方 |
---|---|
移動平均線 | トレンドの方向感を確認 |
RSI・ストキャス | 過熱感を見る |
サポレジ・チャネル | COTの変化と合わせて反発を狙う |
✅ まとめ|COTレポートは「市場の裏側を見るためのスパイ道具」

COTレポートは、トレンドの限界点を見抜くための最高のヒントです。
特にレンジ相場や反転局面では、強力な武器になります。
最後に、覚えておきたいひとこと👇
🎯 「個人が極端に買ってる=売りサイン」
🎯 「大口が買い始めた=買いサイン」
ぜひ、週末のトレード準備にCOTチェックを取り入れてみてください!