勝ち残るトレーダーの鉄則~ラリー・ウィリアムズに学ぶ、短期で増やし、守るための資金管理~

「相場で勝つのは簡単。難しいのは、その勝ちを維持することだ」
これは、世界的トレーダー・ラリー・ウィリアムズの精神を表す一言。
彼は1987年、世界最高峰のトレード大会「Robbins World Cup Trading Championship」で、たった1年で1万ドルを100万ドルに増やした伝説の男。信じられない?でもこれ、本当の話。
ただ、その表面的な数字に踊らされてしまうと、本質を見逃します。彼の本当のすごさは、**「守る力」**にあるんです。
この記事では、ラリーの戦略、ブレイクアウト手法のリアルな中身、そして初心者こそ知っておくべき“勝ち逃げ”じゃなく“勝ち残る”ための極意を、ユーモアを交えつつわかりやすく解説していきます。
📈 ラリー・ウィリアムズのブレイクアウト戦略:20日ルール
ラリーの代表的な戦略は超シンプル。
「過去20日間の高値または安値をブレイクしたらエントリー」
──以上。……いや、ちょっと待って!それだけで終わらせたら、この記事も僕もラリーに怒られます(笑)
🔧 実際の手順はこうです:
- 日足チャートで過去20日間の高値+1ティックに買い注文(ロング)
- 過去20日間の安値−1ティックに売り注文(ショート)
注文を置いたら、あとは静かにチャートを見守る。ピンポン鳴るまでドアの前で待ってる感じです。
ただし、彼がやっていたのは“ただの順張り”ではありません。
ラリーはその背後にある“爆発のエネルギー”を重視していました。
たとえば…
- 出来高が増えてきているか?
- 直前に価格がギュッと圧縮されていないか?(レンジ)
- マーケットに「煮詰まり感」はあるか?
彼にとってブレイクアウトとは、静かな戦場の中で、銃声が鳴る瞬間を待つ行為だったのです。
🧠「ため」の部分=レンジは、戦争そのもの

さてここで、あなたの頭の中に一枚の絵を描いてみましょう。
ローソク足が横ばいに進む“レンジ相場”。 初心者の多くは「動かないし、つまらない」と感じがちですが、実は…
レンジとは、買い方と売り方の激しいポジション戦争。
みんなが「上だ!」「いや下だ!」と、好き勝手にポジションを積み上げていく。 そしてある日、どちらかの陣営が音を上げる──
その瞬間、レンジは終わり、爆発的なブレイクが起こる。
ラリーの手法は、まさにこの“爆発”を美しくすくい取る方法なんです。
レンジ=戦争、ブレイク=敗北者の撤退劇。
このイメージがあるだけで、レンジ相場がつまらないどころか、“お宝の予感”に見えてくるはず。
🃏トレンドは「ババ抜き」でできている

「じゃあ、ブレイクしてからのトレンドはどうなの?」
……はい、トレンドもまた罠があります。
トレンド序盤にうまく乗れた人たちは、快適な旅。 でも、
そのトレンドに最後の最後に飛び乗った人間が、“ジョーカー”をつかまされて終わる。
まるでババ抜き。
一見、儲かってる風の相場でも、
- 「みんながもう買ってる」
- 「伸びたから安心」 といった心理で乗ると、そこが天井。
つまり、トレンドの終盤は**“出口のない電車に乗るようなもの”**なんです。 降りようとした瞬間、ドアが閉まる。そして反転、急降下──。
ラリーはこの“トレンドの終焉”を察知する感覚にも長けていました。 それも、ブレイク前の「ため」をしっかり見ていたからこそ。
🛡 ラリー流の「資金管理」:守ることが最大の武器
ここまで読んで「よし、ラリーみたいにブレイクで勝つぞ!」と思ったあなた。
ちょっと待ってください。忘れちゃいけないのが、**“守る技術”**です。
ラリーは資金管理のプロでもありました。
「相場はランダムであり、必ず負ける日が来る」という前提で、
- ロットサイズを資金に応じて調整
- 最大ドローダウンを想定して運用
- 勝っている時でも“増やしすぎない”
など、先に“死なない方法”を組み立ててから攻めるスタイル。
📉 僕の体験:春節の呪い、3年連続全損
ここで少し、僕自身の話をさせてください。
毎年12月~1月は好調。 「俺、ついに相場の神になったか?」くらいの勢い(笑)
でも2月になると……
地獄。春節。ドカン負け。全損。
3年連続でやられました。なぜか?
- 相場の参加者が減る(特にアジア圏)
- 薄商いの中で、アルゴが暴れる
- NY勢が“狩り”にくるタイミング
たぶんこれ、本当にあるんですよ。
📅 自分だけの「鬼門の月」を知る
トレードって、「手法の精度」も大事だけど、 **“自分の勝てない時期を知る”**ことの方が、実は圧倒的に重要です。
- 月別勝率
- 曜日ごとの成績
- 時間帯のパフォーマンス
……こういうのを集計してると、「鬼門のパターン」が見えてくる。
そこで“ロットを下げる”or“休む”という判断ができれば、 「死なずに生き残る力」が手に入る。
✅ まとめ:勝ち逃げじゃなく、勝ち残れ
ラリー・ウィリアムズから学べるのは、 単なる手法じゃない。
「勝ちを守ることが、真の実力」
という、相場で生き残るための“戦略的な思考”です。
✔ ポイントまとめ:
- ブレイクアウトは「ため」を見てから
- レンジ=戦争、ブレイク=総崩れ
- トレンドはババ抜き。乗り遅れたら負け
- 自分の“負ける時期”を把握する
- 守ることで、チャンスが来た時に動ける
あなたが「勝つ人」ではなく、「勝ち残る人」になりますように。

